対東京ヴェルディ戦(08−23A)。

加速できないポゼッションは,脅威にはならない。


 しかも,攻撃を組み立てる起点が低ければ,相手ゴールから遠いところでボールが展開されているだけ,ということになってしまいます。そのボールを,どのようにしてアタッキング・サードに持っていくのか,そんな戦術的なイメージが,シーズン中盤を経過したような時期であるにもかかわらず,不明確なままです。


 数的優位で相手を崩すのであれば,流動性を生み出し切れていないし,スピードで引き剥がすのであれば,ポゼッションに振り向けている時間を短くしていく,という方向性も必要でしょう。


 そのどちらもが,不明確なものとして感じられます。


 チームが共有していて当然の戦術理解が曖昧なものに映るのですから,「勝ち点1」はある意味,妥当なものではなくて,幸運なものかも知れません。


 まいど,1日遅れのヴェルディ戦(アウェイ)であります。

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